自分の輪郭を掴む

タスク消化の日々で、うすぼんやりしてしまった私自身の輪郭を掴む

住処を考える

さてどこに住むべきか。

迷走し続けて早5年近く。今のところ、家庭環境が変化しなくなるまで賃貸、それ以降は中古マンション、と考えている。今のところ。

 

迷走していた5年間を振り返る。

エントリーNo.1【義実家近くの新築建売戸建て】

現状より少し田舎だが、バス便も多く夫婦ともに通勤可能。お手頃なお値段。義実家から車で5分。

→子どもが居ない状態で戸建を買って大丈夫か?私、簡単には妊娠しない気がする(予感は当たり、その後不妊治療に入る)、購入断念。

 

エントリーNo.2【右隣駅の新築マンション】

現状とあまり生活圏内は変わらず、お値段もそこそこ。

→管理費・修繕費の国交省ガイドラインを読み、頭を抱える。

https://www.mlit.go.jp/common/001080837.pdf

住み替えを考えていなかった我が家、30年後には修繕費が間違いなく足らなくなる事実、「マンションは住民の共有財産」という点に尻込みし、購入断念。

 

エントリーNo.3【左隣駅の新築建売戸建て】

現状とほぼ生活圏内は変わらず、お値段もそこそこ。最重要な保育園問題もクリア。

→川が近い。その分、治水にかなり力を入れている地域なので滅多なことはないだろうと考えるも「2021年熱海土砂崩れ」をテレビで目の当たりにし、「令和3年8月の大雨」で滅多な降水量が降ってしまった。購入断念。

 

そもそも、今の賃貸が大好きなのだ。

全方角、前が抜けており日当たりもよく、天井も高い。収納も多くて動線も良い。

駅・バス停も近く、徒歩10分で大きなショッピングモールの中だ。川も遠い。

住民の方々も優しく、トラブル皆無。

 

マイナス点は築20年なので冬は結露がある、お風呂のお湯が速攻冷める、ぐらいであろうか。冬が来るたびに引っ越したいな~と考え、春が来るたびに忘れてしまうのを早5回は繰り返している。

 

マイホームvs賃貸の抗争はネット上の恒例行事、ほんとによく見かける。

家庭環境・労働環境・地域・懐事情・住まいの価値観、掛け合わせると幾万通りの考え方があり、他人が口出すことではなく、人の宗教観に口を出すべきではない、という感覚に似ている気がしている。よそはよそ、うちはうち。

それでも、『買う決断』をした友人を見てると決めきれない我が家は少し気後れしてしまう。我が家は『買わない決断』まではしていないから。

 

お得かどうかではなく買う必要性を大事にしたい。その必要性が出てくるまでは、フレキシブルさを大事にしたい。

 

…と、格好つけてみるも、実際は、子どもが転校したい事案に巻き込まれたら、夫が転職したくなったら、家族に怪我があったら、親に何かあったら、起きてもない事案が頭をかすめ、何も決められない。

 

心配性で優柔不断な私は、家を買う自分が想像できないまま、今日も仏頂面でSUUMOを眺めている。